top of page
清水信博

プロジェクトは捨てるに限る


プロジェクトにも賞味期限があります。 あれは生鮮食品みたいなものですから。 いつまでも成果が出ないプロジェクトを延々と続けるのは、人も資金も時間も浪費しているだけです。 中小零細企業などでは数ヶ月やって成果が見えないプロジェクトは「筋が悪い」のだからやめるのがいい。

TOCもそうです。成果が出ない企業はTOC導入をあきらめたほうがいいです。

そもそも合っていないのですから。 たかがプロジェクトでしかありません。

それが人命より重いわけがありません。 でも、やめられないのです。 たかがプロジェクトなのに・・・・。

やめたいのに、やめられないのは、プロジェクトの成果というよりも、

個人の「思い入れ」が深く入りすぎているからです。 ダメなものを後生大事に抱え込むこと。

それも個人の思いでしかないものを集団が共有する。 これほど大きなボトルネックとなるものはありません。


最新記事

すべて表示

赤字事業、赤字製品

赤字事業、赤字製品は、それが何であれ「見切りをつける」ことが大事である。 よく見受けるのは、創業者が作ったものとか、この会社の存在意義、理念的なものという背景で、赤字事業や赤字製品を続けていることがある。 この対処には、つぎの三つの方法がある。...

収入・コスト・利益

長年の経営分析によると、収入(PQ)、コスト(VQ+F)、利益(G)の年間の傾向値は、ほぼ比例関係を保っている。 つまり、収入が伸びれば、コストはその9割という具合に伸びてきた。 だから利益(G)はいつも収入の1割程度とされてきた。...

アレンジ

アレンジし過ぎて本質を見失うことは良くある。 基本を継続していると、ふと「つまらなくなる」時がある。 そこで工夫とばかりにアレンジつまり我流を加えていくと、ちょうど塩味だったものに醤油という調味料を加えると、また食が進むようなものになる。 ...

bottom of page