top of page

2018日本の労働生産性

  • 執筆者の写真: 清水信博
    清水信博
  • 2018年12月20日
  • 読了時間: 2分

今朝のニュースによると、日本の労働生産性(MQ/H)がG7の中で最下位の4733円だとか。 アメリカの2/3程とのことで、アメリカの労働生産性は7171円。

ということは、日本は150%アップの労働生産性でようやくアメリカに追いつくという計算になる。 こういう記事を見て短絡的に「労働生産性だけが良い会社の判断ではない」とか「150%アップなど到底無理」、「アメリカだけが良い国じゃないだろう」と瞬間湯沸器のように激昂しても事実は一向に変わりはしない。 2/3なのだから、日本は、分子のMQが小さいのか、また分母のH(時間)が大きいのかという具合に冷静に判断をしてみる。 そうした中で、今後は全員で仕事の仕組みや流れを分析して、ムダを取り除き、付加価値(MQ)を産むものだけにしていく。 よく断捨離というけれども、仕事の断捨離ほど効くものはない。 このようにしていけば、現在あるもので労働生産性は150%アップどころか数倍にもなるだろう。それで足りなければ、得た余裕時間をもって、付加価値を生み出す商品なり営業展開をしていけばいい。 まったく投資ゼロでやるのだから、得た付加価値は全て利益となっていく。そしてダメなら辞めればすぐに元に戻るのだからリスクも無い。 アメリカの2/3だからといって、焦って下手な投資などの手を打つ前に「頭を使って成果を上げる」という日本人が最も得意とする「アレ」を今一度思い起こせば良いだけのことだ。


最新記事

すべて表示
赤字事業、赤字製品

赤字事業、赤字製品は、それが何であれ「見切りをつける」ことが大事である。 よく見受けるのは、創業者が作ったものとか、この会社の存在意義、理念的なものという背景で、赤字事業や赤字製品を続けていることがある。 この対処には、つぎの三つの方法がある。...

 
 
 
収入・コスト・利益

長年の経営分析によると、収入(PQ)、コスト(VQ+F)、利益(G)の年間の傾向値は、ほぼ比例関係を保っている。 つまり、収入が伸びれば、コストはその9割という具合に伸びてきた。 だから利益(G)はいつも収入の1割程度とされてきた。...

 
 
 
プロジェクトは捨てるに限る

プロジェクトにも賞味期限があります。 あれは生鮮食品みたいなものですから。 いつまでも成果が出ないプロジェクトを延々と続けるのは、人も資金も時間も浪費しているだけです。 中小零細企業などでは数ヶ月やって成果が見えないプロジェクトは「筋が悪い」のだからやめるのがいい。...

 
 
 
bottom of page