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清水信博

本業


本業は何か。

と、時々は問いかけていないと、ついつい目先の流行に流されてしまう。

いま人気のものや、新しいというだけで魅力的に見えるものに心を動かされることがある。

私は独立する時に、教育プログラムをいくつも捨て「二つ」に絞った。

少なすぎるとも思ったが、一人の人間がアレもコレもはできない。

だから、たった二つのものを磨き抜いていこうと思っった。

やがて、二つのものでも網羅できないほどの奥行きがあり、アレコレというのは私の慢心だったことを知ることになる。

副業が勢いを増してくると、ついうち本業がおろそかになってしまうことがあるが、それは大黒柱が腐っているのに気づかないことと同じ。

やがて「自分は何屋なのか?」分からなくなる。

総合なんとかと名前がつくようになると終焉は近い。

総合●●●●、総合〇〇、総合なんとか・・・

中小零細企業は、「研ぎ澄まされた魅力」が命であって、何でも屋は資金も潤沢で人も多いし設備も十分ある大企業がやること。

本業を磨くことに終わりはない。

磨けば磨くほど、いくらでもアイデアも道も開けてくる。

それこそ宝の山がある。


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