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清水信博

働き方法案ヤマ場迎える国会 2018.0524


いえ、もうそれは私達は数年前に終わった話なんですが・・・・、と言いたい。 そう思うと、国先導型ではなく、民間先導型になってきたのかもしれません。 その原因のひとつが情報化社会という、誰もが世界中を見渡すことができる視野の拡大、知識の共有でしょう。 インターネットという線路が世界中に敷かれたとしても変わることはありません。ですが、その線路の上を何かが走ることがもらたす変化は、少し時間が経ってから表れてきます。 そしてその変化は、評論家の言う予言ではなく(彼らの予言はいつも見事にはずれます)、誰もが予測できない思わぬ変化が表れます。 15世紀から始まった、ルネサンスの三大革命といえば、印刷、羅針盤、火薬でしたが、印刷そのもので革命は起きなかった。 聖書を印刷したことにより広くあまねく布教活動が展開されたことによる宗教革命が起こりました。 私は印刷屋に勤めていたので、印刷に関することは原点までさかのぼって調べたことがあります。そこでルネサンス、グーテンベルグを知ったわけです。 私は乱読はしませんが、印刷屋はただ単にマル・サンカク・シカクを描いて、適当に色を塗って、驚かせて、これがデザインだといっても薄っぺらいものです。 ですから、仕事をする上で必要なものは原点までロープを掴んで登るように調べていきました。そうすれば本当の知識となる、と教わったものです。 まぁ、それはいいのですが、国に先んじて民間が実施してしまったというのは、じつに面白いことです。 今後ますます、お上の命令を待つのではなく、良いことは自分たちでやっていく。そういう自主的な経営というものが広がります。それが知識社会の拡大ということでしょう。


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