top of page
清水信博

現実を変えなければTOCではない


学問としてのTOC理論よりも、机上で論じるばかりの空論よりも、現場に行って当事者達と具体的な問題を解決する。

それが清水式TOCを学んだ人達に実行してほしいものであり、単なる知識のひとつとして、また目新しい商品のひとつとして、商売道具としてならば、他のTOC団体に再勉強しに行ってください。

私は何よりも「現実の成果」を価値と認めます。

そしてシニア・インストラクターの皆様にはいつも伝えているように、「成果は相手のもの」として彼らが自分でできるようになったら、すぐさまその場から立ち去っていただきたい。

世の中には、本当に困っている会社はいくらでもあります。

どんなに残業しても、頑張っても利益が出ない。

納期遅れで悩んでいる。

そういう会社は「山」ほどもあります。

三国志でも頭の悪い軍師(戦略家)は、戦に勝って長居して殺されます。頭の良いものは、戦に勝ったらすぐ逃げ出します。

「成果は相手のもの」に、ただし「その名誉は、私が認めています」ので、次へと向かう。

そういうスタイルで清水式TOC資格認定者は、進んでいきましょう。

世のため、人の為とは、そういう行動をとるということです。


最新記事

すべて表示

収入・コスト・利益

長年の経営分析によると、収入(PQ)、コスト(VQ+F)、利益(G)の年間の傾向値は、ほぼ比例関係を保っている。 つまり、収入が伸びれば、コストはその9割という具合に伸びてきた。 だから利益(G)はいつも収入の1割程度とされてきた。...

アレンジ

アレンジし過ぎて本質を見失うことは良くある。 基本を継続していると、ふと「つまらなくなる」時がある。 そこで工夫とばかりにアレンジつまり我流を加えていくと、ちょうど塩味だったものに醤油という調味料を加えると、また食が進むようなものになる。 ...

全企業が抱えている矛盾

人を大事にしたい経営であるにもかかわらず、 経営計画は経常利益(G)からという。 この矛盾に気づいている人は極めて少ない。 私は経営計画策定が間違いだと言っているのではない。 この矛盾に気づかずにやってきたことによる違和感があるから言うのである。 例えば、...

bottom of page